僕は中学生の頃写真部でした。
写真って、『ここだ!』と思った瞬間にシャッターを切るわけですが、実はそれだと遅いんですよね。
決定的瞬間は、コンマ何秒の差で過去になってしまうんです。
なので、大切なのは『そろそろ?』という感覚なんです。
例えば、人が笑っている写真を撮ろうとすると、その人がいつ笑うか分からないんですよね。
かと言って、近くで『笑って』と言ったところで、自然な笑顔は撮れません。
なので、少し離れたところから『望遠レンズ』を使って写真を撮ります。
当然、その人の会話の内容は聞こえるはずがなく、ファインダー越しに『その瞬間』を狙っているわけです。
で、『笑った!』と思ってもその瞬間は撮れないんです。
なので、『笑いそう』という雰囲気を待つわけです。
何度も何度も失敗を繰り返していると、だんだんわかってくるんですよ、その人のパターンが。
で、その瞬間の少し前からシャッターを切り始め、『パシャッ、パシャッ、、、パシャッ』と間隔をあげて『連写』を繰り返します。
うまくいくと、その中の一枚に自然な笑顔があるんです。
嬉しいですよね。
優秀なカメラマンは、勘が働くと聞きます。
『そろそろ何かが起きる』瞬間を逃さない為には、第六感を鍛える必要があるのではないでしょうか。
予感!
嫌な予感ってありますよね?
僕は車を運転するんですが、何となく感じるんですよ、変な動きの車を。
後ろから見ていると、なんかフラフラしていたり、道に迷っている感じがわかるんですよね。
で、注視していると、突然の車線変更。
危うく難を逃れた事は何度か経験しています。
これは、教習所では教えてもらえない『なんか変』という『勘』なんです。
車は時によって重大な事故を引き起こす事があります。
常にアンテナをはりながら運転する癖をつけたいものですね。
『〜だろう』ではなく、『〜かもしれない』は、運転する者にとって忘れてはいけない事なんですね。
ヤマカン!
クイズ番組などを観ていると、全く答えが分からず当てずっぽうで答えることがあります。
ようは『ヤマカン』ですが、意外と当たる事があるんです。
僕がレギュラーでやっている福岡の番組では、食ロケの時穴あきクイズをやるんですが、実際これはわかりますか?実際に出たクイズです。
【題】
Q『隠れ家○○○○○で、絶品生○○○』
※)○にはカタカナが入ります。
どうですか?
【答え】
A『隠れ家イタリアンで、絶品生パスタ』です。
いかがですか?
この時はたまたま当たりましたが、もしかしたら
『隠れ家メキシカンで、絶品生タコス』
の可能性もあるわけです。
答えは一つじゃないので、たまたま当たった『ヤマカン』なんです。
『勘』は、経験からくる『確率』かもしれない。
たくさん経験して確率を上げれば、勘が鋭くなるのかもしれないですね。