いよいよ今年も残すところあと数日になりましたね。
早いものです。
子供の頃、クリスマスって幻想的なイメージで、楽しくも悲しくも特別な日でした。
『悲しくも』と言うのは、プレゼントですよ。
朝起きたら枕元にプレゼントが置いてある。
素敵じゃないですか!
それも欲しかったモノが置いてあるんですよ!
最高じゃないですか!
普通の家はそうなんでしょうね。
うちは置いてなかったですね。。
悲しいじゃないですか!
うちの家は現実的で、『サプライズ』はありません。
なので、『何が欲しい?』と聞かれるところから始まります。
そして、『〇〇が欲しい』と言うと、『う〜ん、それはアカンな、高いで』と言う事になり、『それなら〇〇は?』とプレゼン方式になっていきます。
度重なるプレゼンののち、ようやくプレゼントが決まります。
はじめに欲しかったモノが『10』とすると、最終的には『4』くらいになります。
僕のプレゼン能力の無さですね。
若くして企画をする能力を試されていたんですね(^^)
母親なりの愛情!
『アカン!アカンで!!』
大きな声が家中に響きます。
僕が、『ラジコンが欲しい!』とゴネた時の事です。
当時ラジコンはかなり高価なもので、とても買えるものではありませんでした。
それはわかっているものの、友達が買った事を知り、母親に僕なりのプレゼンをしたわけです。
それでも食いさがる僕に母親は、『わかった、わかったで』と着替えを始めました。
『ほんならな、出ていくわ、ウチ出て行くで!』と家を出て行ったのです。
『またいつもの芝居か』と思っていましたが、なかなか帰ってきません。
すると夕方になった頃、『ガチャッ!』と母親が帰ってきました。
『ただいま〜』
何事も無かったように帰ってきた母親。
話を聞くと、近所の家に遊びに行って話し込んでいたようです。
その時にラジコンの話になったそうで、『あんな、ラジコン、当てたらいいやん』と言うのです。
どうやら『懸賞』の事を言っているようです。
ちょうど読んでいる漫画に、ラジコンの懸賞が載っていました。
僕はこういうモノが全く当たらないので、ダメ元で送ってみました。
すると、なんと当たったのです!
数日して、ラジコンが送られてしました。
『あんた〜、良かったな〜、ウチのおかげやで〜』
母親も喜んでくれました。
今買ったら、多分300円くらいのショボいラジコンでしたが、その時の事は今でも忘れられません。
ボロボロになるまで遊びましたね(^^)
親へのプレゼント!
今は簡単にモノが買える時代です。
指先一つで車も買えますよ。
すごい時代になりましたね。
もし、いま母親が生きていたら、何を欲しがるのか考えてみました。
多分、お金でしょうね(^^)
母親の中では、お金はいつの時代も変わらないモノなんだと思います。
毎年親にお金をプレゼント。
良いかもしれないですね。
産んで育ててくれたお礼を分割払いですよ(^^)
ちゃんと返せるまで生きていて欲しかったです。
僕は父親が生きているので、今のうちに親孝行しないといけませんね。
今はコロナ禍で会えませんが、テレビ電話でも良いから話をしようと思っています。
そういう時代になったんですね。
悪い事ばかりではありません。
良い事を探すクリスマスになるように、メリークリスマス!!