僕はわりと運が良い方だと思っています。
あまり雨に降られた事がないし、騙された事もありません。
もしかしたら『気づいてない』だけなのかもしれませんが、それならそれで良いですよね。
『バカは風邪をひかない』と同じ考え方です。
僕の知らないところで起こっている『不運』は、僕には届いていません。
もし届いていたとしても、たぶん僕は気づかないでしょう。
ラッキーな事に、そういう『体質』なんです。
大したことない!
例えばタクシーに乗っていて、『ご希望の道順はありますか?』と聞かれた場合。
頭の中では『一番早い道順で』と思っていても、特に急いでいない場合は、『お任せしますよ』と言っています。
最近では必ずカーナビが付いているので、運転手さんはカーナビ通りに走っていきます。
たまに、『こっちの方が早いんだけどな』と思う事がありますが、そのまま黙って乗っています。
渋滞にはまってしまい、時間もお金も余分にかかることもあります。
それでも『運が悪かった』と思う事はありません。
そんな事でイライラしても仕方がないからです。
電車が混んでても、事故で遅れても、『そんなものだ』と思っています。
何かにつれ『つっかかり』、常にモメている人がいますが、僕なら精神がもちません。
50才を超え、荒波が来たら逆らわず流されるようになったのでしょう。
母親の口癖である『死にゃ〜せん!』も僕の背中を押してくれています。
道路が混んでても、電車が遅れても、仕事に遅刻しても、死ぬわけではないのです。
攻めない生き方!
僕はのんびり生きています。
揉め事はキライです。
戦うことも競うことも苦手です。
生涯『争いの無い世界』で暮らしたいです。
そんな世界は存在しないので、それに気づかない『鈍さ』を手に入れたのでしょう。
もしかしたら、『ラッキーな人』とは、『すこし鈍い人』なのかもしれませんね。