16才でエンターテイメントの世界に入ってから、今年で39年目をむかえます。
早いものですね〜(^^)
今までたくさんの人の前で踊り、たくさんの人に踊ってもらいました。
僕は思う事があります。
エンタメには、『3つのステップ』があると。
本当にざっくりではありますが、この『3つ』を意識するようになって、作品を作るときの『目安』を感じるようになりました。
これから人前でパフォーマンスをする人。
パフォーマーの背中を押す人。
ぜひ『目安』にしてみて下さい。
ステップ1『自分が楽しむ事』
テーマを決めて曲を選び、振付をしてお気に入りの衣装を着る。
楽しいですか?
他人の意見は全く必要ありません。
自分自身が楽しければそれで『オッケ~』です!
ステージ上で思いっきり楽しんで下さい!
終わったあと、心から『楽しかった!』と思えた時、次の扉が開きますよ(^^)
ステップ2『自分が楽しんでいる姿を見て、お客さんが楽しむ』
あなたの楽しんでいる姿を見て、お客さんは楽しそうですか?
つまらなそうですか?
もし、『つまらなそう』なら、あなたの『楽しい』は、そのお客さんには『わからなかった』のかもしれませんね。
例えば、最高に美味しいと思って使ったナポリタンを、『美味しくない』と言われたとしましょう。
あなたならどうしますか?
僕ならその人に、『何が好きですか?』と聞きます。
その人がもし、『お寿司』と答えたら、美味しいお寿司屋さんを紹介してあげましょう(^^)
その人が『ナポリタンです』と答えたら、自分のセンスを疑ってみる必要があります。
アンケートを取ってみるのもいいかもしれません。
試行錯誤の結果、お客さんが『楽しかった!』と答えてくれたら、いよいよクライマックスですよ!
ステップ3『お客さんに楽しんでもらう』
ついにステップ3です!
内容はステップ2と似ていますが、圧倒的に違うのは、『自分は楽しくまなくてもいい』と言う事です。
ステップ2までは、とにかく『楽しむ事』がテーマでした。
しかし、ステップ3では、自分が楽しまなくてもいいし、もっと言うと、『楽しんでいる余裕は無い』のかもしれません。
徹底的にリハーサルを重ね、計算され尽くしたエンタメは、自身で楽しむ余裕はありません。
うなぎ屋さんでは、『串打ち3年、裂き8年、焼き一生』と言われています。
この、『焼き一生』が、ここで言うステップ3なのかもしれませんね。
『ステップ4』を夢みているわけです。
皆さんにとっての『ステップ4』はなんですか?
僕にとっての『ステップ4』は、次の世代です。
次の世代の『ステップ1』が始まる事が、僕の『ステップ4』なんです。
そして、僕がいなくなったあと、僕の遺したモノが続いていくかどうか。
『ステップ5』ですよ(^^)
何年先かはわかりませんが、必ず『その日』がやってくることを信じています。
そう考えると、楽しくなってきますよね〜