もちろんみんな『一番』をめざして頑張っているわけなんですが、そうなれるのは、ほんの『一握り』の人なんです。
では、それ以外の人は『ダメ』なんでしょうか。
結論から言うと、絶対にそうではないですよね。
そもそも『一番』の定義って何でしょう?
数字的に順番が付けられるもので言えば、学生時代では『成績』ですよね。
学年でトップの成績。
すごいですよ!
ただ、それは『その学校での』トップです。
他の学校にはもっとすごい奴がいたりするものです。
『そいつなんか、東京で一番を獲ったんですよ!』
もし東京が日本で一番成績のいい所なら、その人は日本一です。
日本ではね、、。
そう、キリがないんですよ。
上には上がいて、さらにその上もいるんですよね。
もう一度言いますが、一番を目指すことは素晴らしいことです。
でも、二番もすごいですよ!
もちろん三番も。
ようは、『上を目指して頑張る』事が大切なわけで、その結果は、ただの結果なんです。
オリンピックの金メダリストは、紛れもなく世界一ですが、そのコーチは金メダルを獲っていない場合がほとんどです。
自分の教え子が世界一。
世界一になることより難しい事かもしれませんね。
ダンス世界一!
ダンスにも世界大会があります。
それは、世界各国で行われていて、日本人が優勝する事も多々あります。
ダンス世界一ですよ!
ダンスコンテストは、肉体的にかなりハードな競技です。
特にブレイクダンスの世界大会は、『体操のそれ』とあまり変わりません。
バク転バク宙、片手倒立は当たり前で、片手のまま何度もジャンプしますからね。
超人的ですよ!
見ていてカッコイイし、憧れますよね。
挑戦する事は、スキルアップに繋がります。
負けた事が、その人を成長させてくれます。
そしていつか一番になる。
ダンスコンテストには、そういうドラマがありますよね。
ただ、僕はいつも思うんですが、ダンスの世界一を『決める人たち』が、本当の一番なんじゃないのかと。
ジャッジの中には『元世界一』の人もいるはずです。
すごいスキルと経験を持っている人たちです。
僕もたまにジャッジとして呼ばれますが、ダンスに関しては何もコメントする事はできません。
僕より上手い人たちがほとんどだからです。
僕は、ダンスを知らない人が見た時の『ダンスの楽しさ』を客観的に見ています。
『このチームとは、いつか一緒に仕事したいな』
そういう目線でいつも見ています。
何のタイトルもありません!
僕はダンスコンテストに出た事がありません。
もし出たとしても絶対に予選を通過できないでしょう。
なので、当然ながら何のタイトルも持っていません。
以前テレビの企画で、ダンスバトルしたことがありました。
『ブレイクダンス世界一の高校生』vs『おやじダンサーズ』
ジャッジは、テリー伊藤さん、TRFサムさん、ダンスコンテスト世界一DA PUMPのKENZOの3人。
3対0で負けましたよ。
当然です。
ただ、『僕たちの方が面白かった』と、胸を張って言えますね(^^)
噂によると振付師の大会があるそうなんですが、まず勝てないでしょう^^;
でも、仕事はできています。
一番どころか、『何も無くても』やっていけるんです。
自分の中では、自分が一番なんです。
産まれ変わっても、また自分に産まれたい。
本気でそう思っていますよ(^^)