『可能性』という言葉、よく使いますよね。
『明日は晴れの可能性が高い』や『合格する可能性大!』みたいな。
でもたまに『少し違う』使い方をする人がいます。
例えば、『東京に地震がくる可能性はありますか?』
これってどう思いますか?
変だと思わない人は、少し使い方を間違えているかもしれせん。
『可能性』は、『実現』や『出来る』いわゆる『見込み』を意味します。
なので、わりとポジティブな時に使う事が多いんです。
『地震』などの、ネガティブな場合は『恐れ』を使った方がしっくりします。
『東京に地震がくる恐れはありますか?』
どうですか?
もしくは、
『このままだとコロナウイルスが蔓延する可能性が高い』
『このままだとコロナウイルスが蔓延する恐れが高い』
いかがでしょう?
『ポジティブ』な場合は『可能性』
『ネガティブ』な場合は『恐れ』
僕は、この使い分けの方がしっくりくるんです。
公算(こうさん)という言葉!
『ポジティブ』『ネガティブ』に限らず、両方ともに使える言葉が『確率』や『公算』です。
『公算』とは、確実性の度合いや実現する見込みの事を言います。
使い方は、『公算が、大きい/小さい』です。
例)この不況で株価が下がり続ける『公算が大きい』
ネガティブな文章なので、ここでさっきの『可能性が』を使ってみます。
『この不況で株価が下がり続ける可能性が高い』
『この不況で株価が下がり続ける恐れが高い』
どうですか?
やっぱり『恐れ』の方がしっくりくると思います。
双方とも同じ意味なので使い分ける必要はありませんが、ちょっとでも『アレ?』と思ったら、調べてみると意外な発見があったりします。
英語でも!
ちなみに、英語でも同じような使い方をする言葉があるんです。
それは、『Me too』という言葉。
意味は、『私も』ですよね。
例)I love dance.(私はダンスが大好きです)
Me too.(私も!)
正しい使い方です。
では、次の場合はどうでしょうか?
I dislike dance.(私はダンスが嫌いです)
この場合は、『Me too.』ではダメなんです。
正しくは、『Me neither.』を使います。
『私も』という時、
ポジティブな場合は『Me too』
ネガティブな場合は『Me neither』を使います。
読み方は、『ミー・ネイサー』です。
聞いたことありせんよね、ミーネイサー。
機会があれば試してみてください(^^)