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普通が嫌だった!

投稿日:2020年9月26日 更新日:

歌手になりたくてSONYに入った頃、プロデューサーに『君は70点だ』と言われました。

『どういう意味だろう?』と思いましたね。

そうしたら、『君は普通なんだよ。普通だとこの世界ではダメなんだ、覚えてもらえないからね』と言われた事がありました。

『普通』

当時は中肉中背だったし、歌とダンスが飛び抜けて上手だというわけではありませんでした。

で、名前が『鈴木寛』(すずきひろし)

まあ、普通ですよね(^^)

『普通はダメ』の意味がしばらくはわかりませんでした。

テレビを見ると、歌手の人が歌を唄っています。

僕にはそれが『普通』に見えたんですが、そうではなかったんですね。

何かしらの『売り』があったんです。

僕が好きだったのは、西城秀樹さん。

はだけた胸元にはカミソリのネックレス。

服は破けていて、髪は濡れていました。

確かに普通ではないですね。

沢田研二さんは化粧をして、バーボン片手に唄っていました。

そう、当時の芸能界は、どこか『突き抜けて』いたんです。

太り始めて

歌手に憧れながらダンスの仕事をしていました。

振付、演出、作曲。

それなりに忙しかったですよ。

充実感もありました。

そのせいか、だんだん太ってきたんです。

気がつけば100キロに!

もうダメですよね、歌手になるのは。

そう諦めていた頃、振付の仕事を貰いました。

ウルフルズの『それが答えだ』という曲です。

プロモーションビデオの監督は、『鈴木さん、100キロあるのに踊れるの?普通じゃないね!』と言っていました。

『えっ、普通じゃない!?』

その日から僕は、『ちょっと変わった振付師』と呼ばれるようになったんです。

、普通!

それから数年たって、ちょっと変わった振付師は、かなり変わったダンスチームを作りました。

それが、『おやじダンサーズ』です。

名前も、『鈴木寛』から『パパイヤ鈴木』へ。

当時SONYにいたプロデューサーにも会いましたよ。

『良かったね!』と言ってくれました。

今は普通じゃない事が普通になっているので、何が普通なのかがよくわかります。

気がつけば、僕の周りには変わった人が多いですね。

類は友を呼ぶのでしょうか。

目指すは『自然に不自然』ですね!

70点だった頃

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