ブログ

振付師というお仕事!

投稿日:

僕が振付師になったのは、20才の時でした。

今までたくさんの曲に振りをつけてきました。

そんな僕が初めて振付したのが、松田聖子さんの『上海倶楽部』という曲。

もちろん、松田聖子さん本人に振付けしたのではなく、当時所属していたCBSソニー(現在のソニーミュージックエンタテインメント)のオーディションを受ける女の子に振付しました。

あの曲、イントロがタップの音で始まるんですよね。

ものすごくイメージが湧いて、あっという間に振付出来ました。

ソニーのプロデューサーにも褒めてもらい、かなり嬉しかったのを覚えています。

調子に乗った僕は、その後も何曲か振付させてもらい、振付師としての仕事をこなしていきました。

しかし

初めは勢いがあったものの、だんだんネタ切れになり、同じような振付しか出てこなくなり、俗に言う『スランプ』に陥りました。

イントロ8小節で4日かかったこともありました。

出来上がったモノが難しいものになったり、逆に簡単すぎてつまらなかったり。

『面白くないな〜』と言われ始めたり。

振付する事がだんだん辛くなっていきました。

振付前日は胃が痛くなり、本当に振付するのがイヤになりました。

そう言う時に限って仕事は増え続け、1日に何曲も振付する事になったり、毎日辛かったですよ。

で、本来なら『そんな時僕を救ったあの曲が!』とかになるんですが、僕の場合はそうではなく、そんな辛い毎日をなんとか乗り越え、現在に至る、というツマラナイ結論だったりします^^;

でも、途中で考え方が変わったのは事実です。

それは、『超えられない壁は現れない』という事。

その壁が高ければ高いほど、自分が成長しているんだ!と思えるようになった事。

僕が楽しまなければ、楽しいモノなんか作れない!

そういう気持ちを持つようになってからは、振付が楽しくなりましたね。

コンサートなどでは、20曲くらい振付する事もあります。

かなり大変なんですよ!

それでも、本番を観ると『やって良かった!』と心から思います。

いい職業ですよ!振付師(^^)

上海倶楽部

から34年。

今は楽しくてしょうがないですよ、振付。

恋するフォーチュンクッキーみたいな感じにして下さい!』と言われて多少のプレッシャーは感じますが^^;

あと、今やっているPayPayは、僕が振付しました。

PayPayでは、第3弾みたいです。

近藤春菜さんが出てるやつね。

あれは、最初に振付したモノが作り直しが出て、『え〜い!これでどうだ!『と10個作ったうちの1つです。

なので、初めに作ったやつと、ボツになった計10個の別バージョンのダンスがあるんですよ。

今でも僕は、初めに作ったやつが1番好きなんですけどね( ̄▽ ̄)

コロナ騒動

で、僕たちダンスに関わる人達は自粛生活の中でどうやってお仕事をしていくのか、改めて考えさせられています。

早い収束を願いながら、新しいエンタメも考えないといけませんね。

振付師になった頃

-ブログ

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。

関連記事

ゲーム配信にチャレンジ!

ゲーム機があって、パソコンがあって、キャプチャーボードもある。 しかし、配信する知識が無い。 そんな期間が続いていました。 やり方を調べれば、すぐに理解はできるのだろう。 問題は、なにを配信するのか? …

偶然は偶然じゃない!?

僕は自分の事を『運を持っている』と思っています。 『親』や『先生』など、僕を『導いてくれた』人にも恵まれています。 産まれた家が音楽家の家だったり、担任の先生がギター弾きだったり。 初めて教わったダン …

ダイレクトメールに翻弄される!

一日が終わって部屋でまったりしていると、メールが来るんですね。 で、見てみると『セール』の文字。 今は特に欲しいものはないけど、一応見てみると、やはり興味がなく、そのままスルー。 お風呂に入って一杯飲 …

言葉に助けられる事!

同じような意味でも、僕には違って感じる言葉があります。 それは、『我慢』と『辛抱』 我慢の先には何もないような気がしますが、辛抱の先には何かご褒美的なモノを感じます。 皆さんは、どうですか? 『我慢し …

親の幸せと子供の幸せ

独身でいる間は、自分一人だけのことを考えていればいいわけです。 僕の場合は、お金もそんなにかかりませんでした。 特に物欲が強いわけではないので、『車が欲しい』とか、『時計が欲しい』という事もありません …

SOLIO「マリンワールド篇」

2020年4月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930