長男は一郎、次男は二郎。
女の子は、花子に良子。
昔から、なんとなくそういう雰囲気でしたよね。
それが、僕たちが生まれた昭和の後半になると、少しづつ『今風』な名前に変わってきました。
あきら、ひでき、かおり、めぐみ。
名前は、生まれた季節によって決まる事もあります。
夏に生まれた『夏子』さんはずいぶん直球ですね。
冬に生まれた『冬美』さんも同様です。
すこし変化球も。
キレイな菜の花が見える場所で産まれた『菜美子』さん。
良いですね〜
親の『願望』が名前になる事もあります。
優しい子に育って欲しいと、『優子』さん。
僕の母親は、良い子に育つように『良子』と名付けられました。
子供の名前は、親が付ける場合が多いと思います。
そこには、子供を想う気持ちが入っているんですね。
読めない!
そして今では、まったく読めないような名前が登場するようになりした。
『紗音瑠』
読めますか?
実在する名前です。
『しゃねる』と読むそうです。
お母さんが『CHANEL』好きなのでしょうか。
それとも、お父さんが『シャネルズ』好きなのでしょうか。
いずれにせよ、かなり攻めた名前ですよね。
それでは、これはどうですか?
『男』
『おとこ』ではないですよ。
もし『おとこ』と読むなら、ある意味キラキラネームですけどね(^^)
『あだむ』と読むそうです。
すごいですよね〜
良い名前だと思います。
大人になって名刺交換した時、『わたくし、あだむと申します』ってインパクトありますよね。
一瞬で覚えてもらえると思います。
羨ましい限りです。
嫌だった自分の名前!
僕の本名は、鈴木寛(すずきひろし)と言います。
この名前、すごく嫌だったんです。
何故なら、とても『普通』だからです。
嫌だったんですよ、普通が。
何でもいいから、とにかく人と違うところが欲しかったですね。
左利きの人がいると『いいな〜』と思い、武士みたいな名前の友達に、『お前いいな〜』と言っていましたよ(^^)
運動神経がずば抜けたいるわけでもなく、天才的な脳を持っているわけでもありません。
普通なんですよ、本当に。
他の人と少し変わっているところと言えば、父親がミュージシャンで母親がダンサーだった事です。
ただ、その個性的な2人の子供が『ひろし』とは。
ちなみに、父親の名前は『亮』(りょう)と言います。
そっちの方が良いじゃん!!
今から88年前につけられた『亮』という名前、当時にしては、かなりの『キラキラネーム』だったのではないでしょうか。