昔は、役者は役者、歌手は歌手、ダンサーはダンサーと全て別々に考えられていました。
例えば、歌手とバックダンサーの関係。
歌手一人に対して、ダンサーは2人〜4人。
よくある形ですね。
皆さんは、誰を思い浮かべますか?
僕はやっぱり『トシちゃん』ですね(^^)
ダンサーはジャパニーズですよ!
カッコ良かったな〜
あの頃僕は中学生で、学園祭で『君に薔薇薔薇…という感じ』という曲をみんなでやりましたね。
テレビを録画して、ダンスをコピーして。
難しかったですよ!
その頃は、まさか将来ダンサーになるとは思いもしませんでしたけどね^^;
話を戻しますが、当然ダンサーの方がダンススキルが高く、歌手に『花を添える』役割な訳です。
役者も同じで、踊ったり唄ったりする事は無く、『役者一筋』の方が、『重み』が出ますよね。
それが今では、唄って踊って芝居して。
凄い時代になりました。
きっかけは、この人じゃないかな!?
Michael Jackson!
僕が初めてマイケルを見たのは、オートバイのコマーシャルでした。
生意気にも『売れる!』と思いましたね(^^)
歌手でありダンスも凄くて、プロモーションビデオでは役者もやってて。
そして何より驚いたのは、マイケルがバックダンサーよりもカッコ良く見えた事です。
そのバックダンサーには『スリラー』などの振付師の『マイケル・ピータース』や、現役バリバリのダンサーが入っていたので、『ダンススキル』だけを考えれば、かなり上手な人も混じっていたとは思いますが、ダンスのスキルより『マイケルのダンス』に魅了されたんですね。
例えば『ムーンウォーク』
みんな真似をしましたよね(^^)
あれはもともと『バックスライド』と言って、『ブガルー』というジャンルのステップなんですが、マイケルがやる事でみんなが知ることになる訳です。
『ビリージーン』で見せた『つま先立ち』も、よく真似をして危ない事になったり^^;
とにかく、みんな影響を受けたんですよ。
『マイケルのダンス』は、新しい『ジャンル』と言っても過言ではないと思います。
West Side Story!
観たことありますか?
『まだ』と言う方は、ぜひ一度観てみて下さい!
いや〜凄いですよ!
ほぼ全員が『役者』であり『歌手』であり『ダンサー』なんです。
振付も斬新でカッコいい!
振付師は、『ジェローム・ロビンス』という人です。
今から60年前の映画ですが、今観ても全く古く感じません。
この映画にはそういう凄さがありますね。
マイケルもかなり影響を受けた映画なんです。
『今夜はビート・イット』のプロモーションビデオはこの映画のオープニングシーンが、『Bad』は『Cool』というシーンがモチーフになっています。
ちなみに、おやじダンサーズのデビュー曲『やきとりサンバ』のプロモーションビデオも、この映画のオープニングシーンがモチーフ、いや、真似をしています^^;
そのくらい影響を受けたんです。
この映画の凄いところは、音楽とダンスがピッタリ合っているんですよね。
どういう事かと言うと、普通ダンスシーンを撮る時は、『曲に合わせて踊る』んですが、この映画はまるで『ダンスに合わせて演奏している』かのように見えるんです。
『どうやって撮影したのかな?』
これが、初めて観た時の感想でした。
久しぶりに観てみようかな〜
エンタメ心が『刺激』されるかもしれませんね(^^)