僕がまだ小学生だった頃、毎朝ヤクルトを取りに行くのが日課でした。
うちの場合は、ヤクルトはポストに入れてもらっていました。
ポストを開けると、いつものようにヤクルトが二つ並んでいました。
すると、隣にチョコレートが二個置いてあったんです。
『アレッ!?』
はじめはヤクルトのサービスだと思ったんですね。
手紙も無く、ただチョコだけが『ポン』と置いてあったんです。
それで母親に『ね〜ヤクルトの人、チョコもくれたよ〜』というと、そのチョコを見た母親が『あらっ!あんた〜』とニヤニヤしはじめたんです。
話を聞くと、『バレンタイン』という初めて聞くワードが出てきました。
『一体誰がくれたんだろう?』
翌日学校に行くのがなんとなく恥ずかしくてね。
女の子を見ると『この子かな?』ってなるわけですよ。
じっと見てると、『どうしたの?』なんて言われて。
『誰なんだろう?』
勉強よりそっちばっかりになっちゃって。
そういう想像力は豊かだったんですね(^^)
結局その時は誰がくれたのかはわかりませんでした。
ただ、翌年のバレンタインには何も貰わなかったので、まあ、そういう事ですよ^^;
本命か義理か!
『チョコをもらう』という文化だけで良かったのに、誰が言い出したのか、『本命と義理』のチョコ。
わざわざ『義理ですけど』と言いながらくれる人はあまりいませんが、貰うのなら多少の『期待』もあるわけですよ。
『もしかしたら』って思っちゃうんですよね。
男ってバカですよね〜
でも、その『義理チョコ』、何かの始まりかもしれませんよね。
『義理度合い』ですよ。
そこで大事なワードが、『手作り』じゃないでしょうか。
買えばいいものをわざわざ作るんですよ。
そこには、かなりの『想い』が入ってるんじゃないですか。
手作りチョコは、チョコを溶かして形を変えるだけではダメなんです。
『テンパリング』をしないと、見た目と味が悪くなってしまいます。
温度調節とかが結構面倒だし、手間がかかるんですよね。
なので、もし『手作りチョコ』をもらう事ができたら、その『手間』に愛を感じて下さいね。
例え『義理チョコ』でも、その子が作るチョコの数には限りがあります。
そこに『食い込めた』んですから、わりと『脈アリ』かもしれませんね(^^)
すごいヤツがいた!
僕は昔、東京ディズニーランドでダンサーをしていました。
そこにいたんですよ、バレンタインの神が!
バレンタイン近くになると、そいつの祭りが始まるんですよ。
前夜祭は、両手に持ちきれないほどのチョコを。
バレンタイン当日には、パンパンに膨れ上がった手さげ袋を数個。
もう配達業者の納品ですよ(^^)
『食べ切れるのか?』
家族や親戚、さらに友達に配らないと。
そうじゃないと、消費するのに一年くらいかかりそうですよね。
で、翌年にまた納品ですよ。。
羨ましいを通り越して、心配になりましたね。
もちろん僕はそんな心配もなく、何個かいただきましたよ(^^)
ありがたいですね。
今でもいただきますよ、バレンタイン。
ただ、チョコではないですよね。
お酒とか、漬物とか(^^)
いや〜ありがたいですね!