僕たちの仕事は、呼ばれないとダメなんですね。
なので、『受け身』の場合がほとんどなんです。
もちろんマネージャーが営業に行きますが、先方に『オッケ〜』と言ってもらえないとダメで、こちらがいくら頑張っても、ダメなものはダメなんです。
芸能界の仕事って、かなり不安定ですよね。
仕事がある時はスケジュールがダブってしまうほどなのに、無い時は本当に無いんです。
僕の父親はミュージシャンで、母親はダンサーでした。
やはり仕事は不安定で、良い時と悪い時はハッキリしていました。
それでも40年以上この世界でやって来れたのは、実力と運を持っていたからでしょう。
そういう父親の背中を見ているので、『ちゃんとしていれば』何とかなると思っています。
この『ちゃんとする』というのがすごく大事で、これがわかっていないと『プロ』とは言えないのではないでしょうか。
芸を売る前に!
芸能人と言われる人も、その手前にある『社会人』というものがとても大事だと思っています。
どんなにすごい才能を持っていても、仕事場に来ないと話になりません。
とんなにダンスがうまくても、人の言うことを聞けないと仕事はもらえません。
うちの事務所はその辺がえらく厳しく、『ダンサーである前に一社会人』が徹底されています。
『遅刻をしない』『キチンと挨拶をする』
最低限の事が出来ない人は、踊りも出来ない。
たとえ踊れたとしても、一緒に仕事をしたくない。
そういう事務所なんです。
テレビの仕事!
テレビ番組は『視聴率』という絶対的な指標があるので、どんなに面白い番組でも視聴率が悪いと終わってしまいます。
レギュラー番組をいくつも持っている人は安定して仕事がありますが、それでも番組改編の時期になるとソワソワしてしまうようです。
3ヶ月、半年、キリいい時期に『ちょっとお話が』みたいな連絡が来ると、焦りますよね〜
福岡の『おとななテレビ』は、僕の唯一のレギュラー番組です。
たびたびの『ちょっとお話が』を何度も乗り越え、今年の11月で丸8年になります。
ありがたい限りです。
ここまで来ると、あと2年。
10周年は迎えたいですよね。
そうなるためには、観てもらえないとダメなんです。
とりあえずあと2年。
どうぞよろしくお願いします!
で、2年経ったら、もう5年!?
キリのいい感じでいきましょう(^^)
もし、もしもですよ、番組が20周年を迎えたら、僕は66才。
う〜ん、想像できないですね^^;