人生も半世紀以上生きていれば、何かと溜め込むものがあったりします。
『人間はマイナスを数える天才』
このブログでもたびたび登場するワードですが、『良かった事』ってあまり覚えていないんですが、『嫌な事』はいつまでも頭から離れなかったりします。
『人間は、忘れる能力がある生き物』とも言います。
嫌な事を都合よく忘れる事が出来れば、背中の荷物もずいぶん軽くなるのではないでしょうか。
それと同じように、『嫌な事』があった時、都合よく『解釈』を変えれば、気分が楽になる事もあるんです。
『ナゼ?』と考える!
僕は何か嫌な事があると、『ナゼ嫌なのか?』を考えるようにしています。
例えば、車をコインパーキングに停めようとしたら、僕のすぐ前のクルマが停めた事で『満車』になった事、今までに何度かありました。
急いでいる時は『何だよ!』と思いますよね。
それはどうしてなのでしょうか?
答えは簡単です。
『急いで』いるからです。
急ぐ理由は、時間に余裕を待って家を出なかった、もしくは道路が混んでいた、そんな感じでしょう。
もっと時間に余裕を持って家を出たら、逆に早すぎて時間を持て余していたら、目の前で停められたとしても、何という事はないでしょう。
もっと言うと、次に停めた所がさっきの所より安ければ『ラッキー!』てなわけです(^^)
言葉の力!
言葉って、結構力があると思っています。
例えば何かに『落ちた』時。
『オーディション』や『アルバイト』みたいな。
僕は、『選ばれなかった』とは思っていません。
どう思っているのかと言うと、『やる必要の無い仕事だった』と思っています。
捨て台詞ではなく、心の底からそう思っています。
受験も同じですね。
『どうしても行きたい!』と思っているのに、受験に落ちてしまった。
『学力が足りない』と思うかもしれませんが、僕は『その学校とは縁がなかった』と思っています。
仕事でも!
振付をしたものに『直し』が入る事があります。
『もっとこうしてほしい』や『もう少し簡単にして欲しい』みたいな感じです。
それを『イヤ』だと思ったら仕事はできませんよね。
僕はよく、ご飯屋さんに例えるんです。
僕のお店にご飯を食べに来て、『もっと濃い味がいい』とか、『醤油味だけではなく、塩味は無いの?』みたいな事です。
これを『クレーム』と考えるのか、『貴重な意見』と考えるのかで、これから先ずいぶん変わってきますよ。
次回は少し濃いめに、そして塩味も検討してみよう。
こうする事で、『引き出し』が増えていくんです。
風が吹けば、逆らわずに身を任せる。
その方が、ずっと楽になりますね(^^)