普段何気なく乗っている飛行機ですが、ふと疑問に思ったのが、飛行機の乗降口は必ず『左』だという事。
一応右側にも扉はありますが、そちらから乗り降りした事は今までに一度もありません。
これは、国際線にも同じ事が言えます。
いったいどうしてなのでしょうか?
調べていると、なんと『船の名残』だそうです。
船は左側のことを『左舷』(さげん)と言います。
船の左舷は『ポートサイド』と呼ばれ、かつては『左舷』から港へ接岸し、人の乗り降りを行っていたそうです。
僕は船舶免許を持っているのですが、初めに練習するのは、『左舷着岸』(さげんちゃくがん)つまり、船の左側を岸につけるやり方でした。
僕も左舷着岸の方が得意です。
逆に、『右舷着岸』(うげんちゃくがん)はいつになっても上達しません^^;
その名残が飛行機に残っているらしいですね。
飛行機の左側のドアは、『パッセンジャー・エントリー・ドア』と呼ばれるそうです、
なんとなく分かりますよね(^^)
ちなみに、右側の扉は『サービスドア』と呼ばれ、清掃スタッフが乗り降りしたり、食事や販売品を機内に搭載するために使われるそうです。
バスも左側!
バスの場合も、運転手側の扉が無く左側から乗り降りしています。
日本は左側通行なので、その方が安全ではありますが、扉を無くすほどの事なのでしょうか。
此方も調べてみました。
なんと、右側人ドアを作るメリットが無いそうです。
ただでさえ大きなバス。
右側に『開く』ドアをつけると場所をとる。
アコーディオンタイプだと内側にスペースが必要。
そもそもドアをつけるにはお金がかかる。
運転手一人のためにドアをつけるメリットが無い、といえ事らしいです。
『利』にかなっているわけですね。
僕たちが撮影で乗っているマイクロバスは運転席側にドアがあります。
しかし、助手席にはドアがありません。
助手席と人は、左後ろの扉から乗り降りしています。
それも何か理由があるんでしょうね。
長い時間をかけて『そうなった』モノって、理由を知ると面白いですよね(^^)