何度も同じ映画を観たり、毎年同じ舞台を観に行く人っていますよね?
そういう作品って、本物だと思っています。
ストーリーを知っているのに、楽しかったり感動できたり。
食べものも一緒で、いつも食べてるラーメンなのに、また食べたくなりますよね。
美味しいから?
少し違うような気がします。
以前取材でラーメン屋さんに行った時、そこの大将の一言が深かったんです。
『僕は美味しいラーメンじゃなくて、飽きないラーメン作ってるんですよ』
飽きないラーメン。
イイ言葉ですよね!
同じ事がエンタメでも言えます。
飽きないダンス。
飽きない振付。
飽きないショー。
中毒性のあるショーこそがロングランにつながっているんだと思います。
では、どうしたら飽きないモノが作れるのか?
逆に、飽きるモノってなんだろう?
引き込まれる絵
僕は絵の事は詳しくありませんが、ずっと見てしまう絵がありました。
それは、18才の時に通っていた教習所。
一階から二階に行く階段の途中に飾ってあった絵。
何の変哲もない田舎っぽい風景で、油画だったと思います。
なんとなく目に入ったその絵を、僕はずっと見ていました。
それからは、教習所に行くとまずその絵のところに行き、しばらく見てから教習を受けていました。
教習が終わると、またその絵の所に。
それは、卒業するまでずっと続きました。
何故なのかはいまだにわかりません。
たぶんそれが『飽きない』という事なのでしょう。
定番になれ!
何かあれば『あの人、あの会社』はとても大切です。
人は困った事があると検索します
そうすると、いろいろな検索結果が出てきます。
『これだ!』というのは、どういうものですか?
僕の場合、聞いた事があるか無いか。
『知られている』のは大事な事なんです。
Earth, Wind & Fireのような音学や、マイケルのようなダンスとか。
例えにされるのは嬉しいですよね。
そういう定番になれるよう、日々頑張っています。