数年前からよく聞く『コンプライアンス』
Wikipediaだと『法令遵守』または『倫理法令遵守』と書いてありますが、TV業界ではどうなんですかね?
まず最初に思い浮かんだのが、ある商品をお勧めしている時に、下に出る『※効果には個人差があります』というアレです。
例えばダイエット系のサプリなど。
『必ず効果がある』と言うとダメだとは思いますが、『私はこのくらいの結果が出ました』というニュアンスだと、先ほどの言葉が画面下の方にあらわれますね。
『全然効果ないじゃない!』などの苦情の電話がきた時に、『下に書いてあったでしょ?』と反論するためには、あの文章は必要なんですね。
芸能人が不祥事を起こした時、番組降板や無期限の活動自粛などがありますが、それはテレビ番組にはスポンサーが付いていて、その企業イメージが悪くなるために、そういう処置をするわけです。
しかし今は『見たくない!』という人のために、その人を出さない傾向がありますよね。
その『苦情』が来ないように、コンプライアンスにのっとった方法を取るわけです。
わかりやすく言うと
回転寿司なんです。
もし、お寿司のレーンに自分が好きではないお寿司が流れてきたら、あなたはどうしますか?
食べたくない、出来れば見るのも嫌!
それほど大嫌いなお寿司です。
僕はスルーです。
毛嫌いするほどのモノなら、少し遠目に見ながらのスルー。
それを取って美味しそうに食べている人を『おぉ〜』と、やはり遠目に見ながらの完全スルー。
でもある人は『これ好きじゃないから流さないで!』と苦情を入れる。
僕が寿司職人なら『そのまま流してくださいね』もしくは『好きな人もいるので』と言うでしょう。
でも中には『すいません』と言ってさげちゃう寿司職人さんもいるわけです。
嫌いなら食べなきゃいいだけなのに。
目の前を流れることすら嫌なのですか?
好き人もいるのに、なぜあなたに合わせないといけないの?
全員の好みを聞いていたら、食べられるお寿司無くなっちゃうよ!
と、僕はいつも思ってしまいます。
少し大袈裟だし、食べ物との比較は違う!という人もいるでしょうが、僕はそう思っているという事です。
食べ物ではなくても、目の前に嫌いなモノが流れてきたら、僕はこれからもスルーしますよ。
世の中には情報がたくさんあって、自分の好きなモノだけを選ぶ権利は僕にあります。
それと同時に、嫌いなモノをスルーする権利も持っています。
ただ、嫌いなモノを他人にやめさせる権利は僕にはありません。
それは、誰かにとっては好きなモノだからです。
天気では、
良い、悪い、という言い方をしません。
たいていの人は、雨だと『嫌だな〜』という印象を持っていると思います。
濡れたり、傘を持っていかないといけないという『面倒くささ』があるからでしょう。
しかし、すべての人が嫌いではないんです。
なので天気予報では、雨は『お天気はくだり坂』という言い方をします。
何がくだるのか、僕にはわかりませんが^^;
雨を待っている人、何となく雨が好きな人、いろいろな人がいるんですよね。
他人と意見が合わないことは沢山あります。
いちいち反応せず、受け流す事も大切なのではないでしょうか。