子供の頃から『本物』を教えたいものです。
そんなに難しく考えなくても大丈夫ですが、ポイントはおさえておきたいものです。
子供が一番初めに知ることは『味』ではないでしょうか。
普段家でご飯を作る時、どんな食材を使いますか?
うちでは、ご飯、卵、魚、お味噌汁、お漬物。
朝はほとんどこんな感じです。
なので、お米、卵、魚、味噌、野菜、ここら辺を抑えておけば大丈夫です。
何も『高級食材を使え!』と言っているわけではなく、普段スーパーに売っているような食材を、『いかに美味しくいただくか』が、大切なんです。
味付けの『さしすせそ』にこだわって、食材の持っている味を引き出す事が、美味しくいただく方法だと思います。
調味料にはお金をかけましょう。
これはとても大切です。
『基準』を作るわけですから、そこにはこだわりましょう。
少しでも良い調味料、試してみてください。
初めのうちは大変ですが、慣れてくると楽しいですよ。
今はネットでなんでも調べられます。
チャレンジしてみてください。
すると『食材が変わると味が変わる』事に気づきます。
例えば、普段食べているネギがあったとします。
たまたま『美味しいネギ』を手に入れたとします。
違うんですよ!全然!
普段と同じ調理法なのに、味はまったくの別物になります。
やっぱり『素材』なんですよね。
【でぶや】のおかげ!
僕は職業柄、全国各地でご飯を食べました。
なので『名産品』に出会うことが多いです。
ありがたいことです!
その土地土地には、よそでは食べられない『食材』をいただく事ができます。
例えば福岡の場合。
東京では、鯖は酢で〆てあるか、火を通していただきます。
ですが、福岡では生で食べることができます。
旬の時期に漁港の横にある食堂で食べる生の鯖と、東京のスーパーで買った鯖。
どっちが美味しいかは、食べなくてもわかりますよね。
生で食べられる鯖の握り寿司を、軽く塩をふって表面だけ炙って、上からレモンを絞って食べる。
どうですか?
想像を絶する美味しさですよ!
当然ながら、福岡の人は舌が肥えてます。
その舌を子供に『すりこみたい』ですよね!
一年に一度でいいから色々な所に旅に出て、舌のスキルをあげたいものです。
北海道に行った時も、ホッケの美味しさに気絶寸前でした!
他にもまだまだ全国各地に美味しいものがあくさんあります。
そういう『特選素材』をいただくのは、ダンス界で言うと『年に一度の発表会』のようなものです。
なので、普段の練習が大切なのです。
料理や腕を上げましょう。
素材を見る目を持ちましょう。
これが今の僕の目標です。
そうやって我が子に『味の英才教育』をしてあげたいものです。