自分の気持ちを相手に伝える。
とても簡単な事のようで、実は結構難しかったりしますよね。
思っている事をどうやったら正確に伝えられるのか?
いろいろ考えていると、『あ’’〜っ!』となる事がしばしばあります(^^)
そうならない為に、僕は本を読んでいます。
本は、自分の知らない表現の仕方や、あえて回りくどい言い方をしていたりと、とても勉強になります。
その本を、楽しむ為に読むのはもちろんですが、僕は『言い回し』の勉強のために読んでいます。
今ではなかなか使わないような、すこし古い言い方もあって、もう少し年を取ったら、わざと使ってみようかと思ったりもしています。
ここでクイズ
例えば、これって何を言っているかわかりますか?
『かぶりをふる』『きびすをかえす』
最近ではなかなか聞かないですよね?
使い方は、
『僕はその話に納得がいかず、かぶりをふった』
『ここにいても無駄だと気づき、僕はきびすをかえした』
どうですか?
では正解。
『かぶり』は、頭の事です。
なので、かぶりをふるは、頭を振るという事。
さだまさしさんの『親父の一番長い日』という名曲があるんですが、その中にも、娘の結婚の話に『かぶりをふった』という歌詞が出てきます。
『ノー』という意味ですね。
『きびす』は、かかとの事。
なので、きびすをかえすは、かかとを返す、後ろを向く、わかりやすく言うと、引き返すという意味です。
思いを伝える
僕たちダンサーは、自分の気持ちを相手に伝えるために踊っています。
このダンスは、どんなストーリーなのか。
自分はどういう役どころなのか。
一緒に踊っている人との関係性は?
難しいですよね。
でも、難しいからこそ面白いのでは?
伝わった時の嬉しさは大きいですよね。
言葉も同じです。
相手にちゃんと伝わった時、とても嬉しくなります。
自分の気持ちをしっかり伝える。
『あうんの呼吸』もイイですが、そうなるためには、その前の『伝わる言葉』が大切なのではないでしょうか。