昔から日本人の心意気を表した『ことわざ』はたくさんありますが、その中でも僕が好きなのは『武士は食わねど高楊枝』ということわざ。
不器用な優しさを感じませんか?
こういう事が、嫌味なくできるような人になりたいですね。
『優しさの押し売り』ではなく自然な流れで。
例えば、電車に乗っていて年配の方がいた時に『どうぞ!』と席を譲るのではなく、その人が近くに来たら黙って『スッ』と席を立っていなくなる。
そういう感じ。
ちなみに、僕の体重が110キロあった頃、席を譲ったら二人座れましたよ。
『一石二鳥』ならぬ、『一パパイヤ二人ばあちゃん』でした。
例えば駐車場。
車を停める時、一番近いところに停めたいところですが、僕は少し離れた場所に停めます。
それは、僕よりもっと『近いと助かる』人がいるからです。
車一台分の距離なんて、5メートルくらいですよ。
そのくらい歩くのは、大した事ではありません。
でも、そのたった5メートルが苦しい人もいるんです。
足が痛かったり、重たい物を持っていたり。
『あぁ、ここが空いてて良かった!』と思う人がいるかもしれません。
これは、完全な自己満足です。
そういう事を想像して、気持ち良くなっているだけです。
なので、オススメはしません(^^)
自分は後回し!
子供のころ、早く給食が食べたくて、誰よりも早く列に並んでいました。
当時は1クラス40人くらいいましたから、始めと終わりではずいぶん時間差があるんですよ。
誰よりも早くご飯をもらって席に着く。
みんながご飯をもらうのを『早く〜』と言いながら待ち、全員揃ったところで『いただきま〜す』
もうお分かりですよね。
食べ始めるのは、みんな一緒なんですよ。
もっと言うなら、なるべく遅くもらった方が暖かいんですよね、ご飯って。
同じような事が、大人になってもたくさんあるんです。
居酒屋で『生ビール!』と頼んで、来たら我先に自分のところへ。
店員さんに『早くしてね〜』と言いながら、やっと全員分の飲み物がそろって『かんぱ〜い!』
一番冷たいのは、最後に来た人の生ビール。
かと言って、一番冷たいモノが欲しくて『僕は後でいいよ』と言うのも粋じゃありません。
大切なのは、『僕は冷たくなくていいよ』という引き方。
そうすれば、自然に『粋な計らい』ができますよ。
一歩引く余裕を持ちたいものです。
変わった友達!
僕の友達で『オレはいいから』が口癖の人がいるんですよ。
パ『何食べる?』
友『オレはいいから、お前好きなもの頼めよ』
こんな感じ。
彼氏なのか!?
男でも『グッと』きますよね。
『オレはいいから』を聞きたくて、わざと『何にする?』って聞くんですけどね(^^)
そういう友達が近くにいると、感化されますよね。
飛行機に乗ると飲み物が出てくるんですが、『何にしますか?』と聞かれると、僕は『後でお願いします』って答えるようにしています。
本当は『僕はいいから』って言いたいところですが、『はぁ?』と言われそうで(^^)
全員に配り終わって、CAさんが暇になったら『すいませ〜ん』と言って飲み物をお願いしています。
CAさんって、タイミングによってはメチャメチャ忙しいんですよ。
だから少しでも手間を減らしてあげたくて、そうしています。
これも完全に自己満足です(^^)
そうする事で、僕が気持ち良ければそれでいいんです。