居酒屋などで、隣の人が話しているのを思わず聞いてしまう事があります。
始めから『聞こう』と思っているわけではなく、あくまでも『聞こえて』くるんです。
そういう時は、大抵『強めのワード』から始まります。
例えば『え〜っ!何で?』とか『それでどうなったの』みたいな感じ。
悪気はなくても興味をそそられるワードですよね。
さらに『ここだけの話だけどね、、』などと言われると耳はぜんぶそっちに向いてしまいます。
その後はほとんどの場合小声になるために話しの内容は分かりませんが、そのひとに『つかまれた』のは間違いありません。
逆の事を言うと、人の興味をこちらに向けるためには、何か強めのワードが必要になるわけです。
驚かせてから話す
以前このブログでも書きましたが、僕が小学生だった頃の先生の話。
『僕はえこひいきをする先生です』から始まった授業。
そういう『引き』の強いワードを使うテクニック。
以前アカデミーショーでも、そういうテクニックを使った俳優さんがいました。
その人は、オスカー象をもらって一言『この像には男性のシンボルが無い!』
会場は爆笑でしたが、その後にゆっくりと共演者、監督、スタッフ、観客への感謝の言葉をスピーチしていました。
かと思えば、真逆な話し方をする人もいます。
例えば『この間、面白い事があってさ』と笑いながら話す人。
この時点でハードルがかなり高くなってしまいます。
『これからすごい話をしますよ!』って言われているわけですから、こちらとしても身構えてしまいますよね。
同じ内容でも『たいした話じゃないんだけどね』と言われた方がハードルが下がるような気がします。
落語家さんがモテる理由
噺家さんはモテるそうです。
確かに話が上手だからモテそうですよね?
でも実はそうじゃないいらしいんです。
噺家さんがモテるのは、聞き上手だからだそうです。
相手の話を『うんうん』と聞きながら、絶妙なタイミングで『合いの手』を入れるそうです。
そうすると、話し相手は気持ちよくなりどんどん話をしてくれるそうです。
自分の話を真剣に聞いてくれる、それは嬉しいですよね。
たとえ自分には興味がない話でも、ちゃんと聞くことで、モテ男になれるかもしれないですね。