短い人生なので、常に前に進んでいきたいものですが、時には『立ち止まる』必要もあるのではないでしょうか。
というのも、何をやっても成果が出ない時があります。
そんな時、『ちょっと一休み』する事が、『チャンスを逃す』と思っていた時期があるんですね。
『あの時もう少し頑張っていれば』と思うと、ものすごく後悔するんですよ。
でも今はそう思っていません。
何故なら、『立ち止まった』事で今の自分がいるからです。
例えば、ダイエットをしていて、もう少しで目標体重にとどくはずが、ガマンの限界で食べ物に手を出してしまい、そのままリバウンドしてしまった。
これだけを聞くと、『失敗』みたいな感じですが、もしあの時さらに自分を追い込んでいたら。
もしかしたら、体を壊してしまっていたかもしれません。
イライラが爆発して、他人に八つ当たりをして取り返しのつかないことになっていたかもしれません。
ダイエットは失敗したかもしれませんが、それよりももっと大事な物を失っていたかもしれないのです。
因果という言葉!
僕たちは産まれてから今日に至るまで、ずっと『選択』をしてきました。
どちらが自分にとって『良い方なのだろう?』と考えて来たわけです。
その結果、今の自分がいるんです。
『原因があるから結果がある』
当たり前のことですが、その『原因』とは、前に進む事も、その場に立ち止まる事も、どちらも同じ『原因』なんです。
『ダイエットをやめた』事が『因』で、『リバウンドした事』が『果』ですが、先の話の『身体を壊さなかった』事も『果』だという事です。
悪い方ばかりを気にするのではなく、『良かった結果』もある事を忘れてはいけませんよね。
『ものは考えよう』というわけです。
『もしあの時、別の選択をしていたら』
今まで選択してこなかった事、たくさんあると思います。
もし人生をやり直す事ができて、全て逆の選択をした場合、今の自分はどうなっていたのか?
なんだか、映画になりそうですね(^^)
止まる美学!
ダンスって、常に身体を動かしているイメージですが、『止まる』事は、とても大切な事なんです。
ダンスを分解すると、動く→止まる→動く→止まる、の連続なんです。
それを音楽に合わせてやってるわけです。
『止まる』=『ポーズ』という事になりますね。
その『ポーズ』で観客を魅了したアーティストがいました。
『マイケル・ジャクソン』
マイケル・ジャクソンが1992年にブカレストで行った公演。
ステージに登場したマイケル。
ず〜っと動かないんですよ(^^)
それも、特に目立ったポーズではなく、『スッ』と立っているだけなんです。
その間なんと2分!
時間が経つにつれ、客席はどんどん盛り上がるんです。
その後マイケルはサングラスをゆっくりと外すんです。
カッコいいですよね!
マイケルだからできる演出です!
『人生を立ち止まる』とはだいぶ意味が違いますが、そういう『ダンス』もあるという事です。
誰もやらないような演出があるように、誰もが『失敗』だと思った裏側にある『成功』もあるんです。
それに気付くかどうかですよね。