『自分が嫌な事は、相手も嫌』と同じで、『自分が怒っていると、相手も怒っている』という事はよくあります。
そして、その『怒っている原因』は、もしかしたら自分に原因があるのでは?と考えたことはありますか?
頭に来る理由は確実にあるわけです。
例えば、待ち合わせの場合。
相手が遅れたとします。
何分までなら遅れても大丈夫ですか?
5〜10分くらいの遅れはよくありますよね。
ただ、30分を超えると少し様子は変わってきます。
今では連絡を取る手段がいくらでもあるので、まめに連絡を取り合っていれば送れる原因がわかるわけです。
で、やっと来た人の態度によっても、頭に来る度合いが変わってきます。
電車が事故で止まってしまった。
道路が渋滞していた。
『本当に申し訳ない!』という誠意のこもった謝罪ののち、『今度ご飯奢るからさ』というご褒美付き。
大抵の人は、『わかったよ』となるわけですが、中にはそれでも『許せない!』と怒る人もいます。
で、遅れた人も逆ギレ。
僕はそう言う場合、その『遅れた事を許せない人』の方に問題があるような気がします。
グレーな世の中!
『白黒ハッキリさせる』という言葉がありますが、世の中はグレーな事ばかりです。
裁判なら、白黒ハッキリさせる事が大切ですが、普段の生活でそれをやっていると、周りの人が大変な思いをします。
僕的に少し厄介なのが、飛行機の検査場。
12時のフライトなら、羽田空港の場合、11時40分までに検査場を通過しないといけません。
厳密に言うと、検査場のところにQRコードをタッチしなければなりません。
それを1秒でも過ぎると、満席の場合は自動的に『キャンセル待ち』の人に搭乗の権利が移ってしまいます。
ちなみに、時間を過ぎても座席に余裕がある場合は、係の人に言って席を確保してもらう事ができる場合もあります。
時間を機械が管理しているよなモノは、白黒ハッキリしていますよね。
しかし、人間の場合は多少の誤差があってもご愛嬌ではないでしょうか。
それを、『いや、決まってるから』という事になると、『融通のきかないヤツだな』という事になってしまいます。
知らず知らずのうちに!
自分では何も悪い事をしていないと思っていても、それを『気にする』人はいます。
ちょっとした癖だったり、習慣だったり。
自分では当たり前にやっている事でも、他の人にとっては『んっ?』と思う事もあるかもしれません。
僕は割り箸を割った後、『ささくれ』を取るために箸をこすります。
前にそれを注意された事がありました。
なのでその人の前ではやりませんが、一人の時はやっています。
みなさんは、どう思いますか?
習慣や癖は、国によっても違ってきます。
わかりやすいのは、お蕎麦の食べ方。
『ズズ〜』とすするのは、日本では『粋な』食べ方ですが、海外の人にとっては不快な行為でしかありません。
子供の頃ご飯を食べる時、『茶碗を持ちなさい!』と怒られましたが、韓国では持ちません。
韓国ではステンレスの器を使いますが、熱くて持てない為に持たないんです。
マナー違反ではなく、長年の習慣です。
日本では、『イエス』の時に首を縦に振りますが、スリランカやギリシャでは、『ノー』の時に首を縦に降ります。
インドネシアやタイでは、子供の頭をなでるのはタブーなんです。
多少極端な例ですが、『僕の常識はあなたの非常識』という意識を少しだけ持って行動するのもいいのかもしれせんね。