昨日、ドラマの撮影がクランクアップしました。
『クランクアップ』とは、ドラマや映画などの撮影が全て終了した事を言います。
ちなみに舞台では、公演最後の日を『千穐楽(せんしゅうらく)』と言います。
いずれも、『締め括り』を意味します。
クランクアップの瞬間は『以上のシーンを持ちまして〇〇役のパパイヤ鈴木さん、オールアップです!』と言われ、花束の贈呈と軽い挨拶をもって撮影は終了になります。
数週間から、長ければ一年、撮影の長さは違いますが、僕は毎回とても寂しい気持ちになります。
バースデーケーキのロウソクを吹き消したあとの、『嬉しいけど切ない』なんとも言えない気持ちになりますね。
慣れている人は、すぐに次の仕事に向けてスタートするのでしょうが、僕は少し撮影ロスを感じながら、一人プチ打ち上げ。
撮影が大変であればあるほど想いは強く、酒のアテには『充分』過ぎる程です。
意外な敵!
今回の撮影は『暑さ』と『コロナ』との戦いでした。
完璧なコロナ対策のガイドラインによって、普段の何倍もの『手順』が必要だった事がまず一つ。
本番以外はマスクかフェイスシールドの着用義務があり、換気、手の消毒は勿論の事、それらを管理する衛生班も作られていました。
あとは、異常なまでの『暑さ』
撮影時の天候は晴天が多く、天気が良いのはありがたいのですが、まあ暑いのなんの。
夜になっても気温は下がらず、毎日滝のような汗を流し、まるでサウナの中で撮影しているような状態でした。
それでも『不快』に思った事は一度も無く、そういう『大変さ』が味わえる『心地良さ』さえ感じていました。
ドMな悦び!
大変であればある程『やってる感』があり、身体の痛みさえも『ご褒美』に感じるくらいになっていましたね。
撮影が終わった後は必ず『アイシング』をしていました。
痛みが出る前に、暑くなっている所をガッツリ冷やす。
おかげで、何事もなく撮影を終える事ができました。
『役者』という仕事は、本当に身体が資本だと思いましたね。
普段から身体のケアを欠かしてはいけません。
それは、どんな仕事も同じです。
健康な身体づくり、コロナ対策。
当たり前のことをちゃんとやる。
それが『プロ』なんだと実感した撮影でした。
放送が楽しみで仕方がないですね。
情報が解禁になったらまたお知らせしますね。
ぜひご覧下さい!