母親が夢に出てきました。
『故人が人前に出る時は、自分が一番輝いている頃の姿で登場する』という話しを聞いた事があります。
まだ早いとは思いますが、逆の立場になった時、何才くらいの姿で登場しようか考えた事がありました。
『輝いていた頃』というのが迷える所で、見た目なのか、それとも他に別のものがあるのか。
僕の場合、見た目なら間違いなく10代ですね。
しかし、夢に出てきた母は60代後半くらいだったと思います。
もっと若い頃の姿で出てくればいいのに(^^)
60代後半の母は、輝いていたんですね。
何か言いたい事があったのかな?
ストーリーは覚えているものの、特にこれと言ったメッセージは無かったと思います。
とにかくよく笑っていました。
久しぶりに会ったので、嬉しかったのかもしれませんね。
母の弟
母の弟は、若くして亡くなっています。
亡くなる時、大阪から東京の母の家まで会いに来たそうです。
深夜、玄関のドアが開く音が聞こえたので行ってみると、そこには軍服を着た弟が立っていました。
彼は何も言わず、母に敬礼していたそうです。
『どうしたの!?』と驚いていると電話が鳴り、たった今弟が亡くなった事を聞かされ、急いで玄関に戻るとそこには誰もいなかったそうです。
『弟はどら焼きが好きでね、お見舞いに行った時、持っていったどら焼きを全部食べちゃってね、そんなに食べたら体壊すよって思ってさ〜、元気だと思ってたんだけどね〜』
そして最後に必ず言うのが、
『良い男だったのに、もったいないね〜』
弟を思い出すように、母はたびたびその話を聞かせてくれました。
不意に会える!
亡くなって20年経ちますが、母はこれまに何度も夢に出てきています。
その度に懐かしく、目が覚めると少し寂しさも感じます。
そして思うのは、『母は何か言いたい事があるのでは?』という事。
何かしらの『心配事』があって登場するのではないのだろうか?
もし僕が自分の意思で子供の夢に出る事ができたら。
『仕事頑張ってるようだけど、体に気を付けろよ!』などと言いに行くだろうか?
たぶん違いますね。
ただ会いたくて遊びに行くだけだと思います。
母もそうなのかもしれませんね。
そう言えば、60代後半って、僕がよくテレビに出ていた頃なんです。
母が一番喜んでいた時期なんですよね。
その後数年経って、母は亡くなりました。
そのわずか数年は、親孝行できたのかな。
今度会ったら聞いてみたいですね。
たぶんまたすぐ会えますよ。
お互い寂しがり屋なんでね。